花椒のシビレる“麻”の辛味と、唐辛子の舌にのこるピリッとした“辣”の辛さ。
この2つの辛さを利かせた麻辣味(マーラーあじ)の商品はとても人気があり、担々麺などの麺類でよくお目にかかるが、今回セブンイレブンから新登場したのは、麻辣味のチャーハンおにぎり。
▼こちらがその『鬼旨辛!麻辣(マーラー)チャーハンおむすび』。2019年8月27日に新発売、価格は125円(税込135円)。
「麻辣」の味わいを再現したチャーハンおにぎり。高温で炒めたジャンの香りとコク、花椒のシビれる辛さと爽やかな風味を利かせ、食べ進みの良い仕立てになっているとのことだ。(1食あたり234kcal)
さっそく実食レビューしていくので、よろしければ最後までお付き合いを。
セブンイレブン『鬼旨辛!麻辣チャーハンおむすび』を食べてみた
開封すると、花椒や唐辛子が入り混じった、いかにも辛そうな香りがプンプンとしてくる。担々麺のようにスープもないのに、この刺激のある香りはすごい。
刺激的な香りから、かなりの激辛を覚悟していたが、食べてみると思ったよりも辛さはない。
醤油や豆板醤をベースに味付けを施し、ラードでこってりとしたオイリーな口当たりで、コクのある味わい。
そこに花椒の“麻”と唐辛子の“辣”が合わさり、口いっぱいに広がるホットな辛味と、ビリリッと舌にくる刺激のある辛味がついてくる。
麻辣味は花椒のシビレよりも唐辛子の辛味を推したバランスで、しっかりと辛さが残る後味。
さらに黒い粒々の豆豉(トウチ)が、程よい塩辛さとふくよかな風味を生み、麻辣味に奥行きをもたせてくる。
お米の一粒一粒にラードが絡み、定番具材の「豚肉、玉子、ネギ」を混ぜ込んだチャーハンらしさもきちんとある。
チャーハンだけでも食欲活性化できるというのに、刺激ある麻辣味が爆発的に食欲を刺激してくるもんだから、一気に食べ切ってしまった。
もっと食べたい衝動に駆られてしまうのは必至で、おにぎりだけでは圧倒的に少なすぎる。
2個食べれば済む話かもしれないが、いっそのこと、このままの質感で器に盛り付けて、チャーハン弁当として販売してほしいくらいだ。
[adchord]総評、おすすめ度
★★★★★★★☆☆☆(星7)
※星3=基準点(及第点)
担々麺のようにスープがなくても、しっかりと麻辣味を楽しめるおにぎり。
パラパラ感はないが、お米が油脂でコーティングされたチャーハン感はよく出ており、さらに花椒と唐辛子の辛味で食べ進みの良い仕上がりになっている。
唐辛子の辛味に比べて花椒のシビレは若干弱いものの、舌にビリリとくる刺激とじわ~っと広がる辛味が味わい深く、辛党の方にも満足度の高いおにぎりになっているはずだ。
気になるところは、もっとこの麻辣味のおにぎりを食べたくなっちゃうってこと。
もうね、おにぎりじゃなくてもいいじゃん!?この麻辣味を大盛りチャーハンにしちゃって、ガツガツと貪り食べたい!
そんな夢のようなチャーハン弁当の実現を!セブンイレブンさん、そこんとこヨロシク!
個々による味覚、その時の筆者の体調や気分または嗜好などによる不確定要素を含み、すべての方に当てはまる内容ではありません。あくまでも筆者の一個人の感想と見解だということをご理解ください。