今の世の中、幅広い種類のラーメンが存在しているが、ラーメンの中でもやっぱり豚骨ラーメンがいちばん好きだという方も多いことだろう。
ご存知のとおり、豚骨ラーメンの本場は博多豚骨ラーメンと言われるが、今では全国各地に広まり、絶大な人気を誇っている。
でも、豚骨ラーメンの起源は久留米にあるようなので、あまり博多と連呼すると久留米の方に怒られてしまいそうだけどね。
なかなか博多まで行って食べることはできないけど、博多豚骨ラーメン店は探せばあちこちに点在しているし、コンビニなどでも気軽に買い求めて食べることができ、今では九州以外の地域でも馴染み深いラーメンだ。
そんな博多豚骨ラーメンがセブンイレブンから登場し、これは朗報ってことでさっそく購入してきた。
こちらがその『スープが決め手!博多豚骨ラーメン』。2019年7月24日に新発売、価格は420円(税込453円)。
濃厚なうま味のある博多豚骨ラーメンです。国産小麦を使った麺は、じっくりと熟成させ、細麺でありながら歯切れのよい硬さです。チャーシュー、きくらげの唐辛子和え、青ねぎを具材に盛り付けました。(1食あたり512kcal)
博多豚骨ラーメンの特徴である細麺に、これまた定番のチャーシュー、キクラゲ、青ネギといった布陣の具材が揃っているようだ。
さっそく実食レビューしていくので、よろしければ最後までお付き合いを。
個々による味覚、その時の筆者の体調や気分または嗜好などによる不確定要素を含み、すべての方に当てはまる内容ではありません。あくまでも筆者の一個人の感想と見解だということをご理解ください。
セブンイレブン『スープが決め手!博多豚骨ラーメン』を食べてみた。
別添の特製スパイスはお好みで。そんなにガツンとスパイスが利いてくるわけでもなかったけど、豚骨味をより良く味わいたいのなら入れないほうがいいかも。
チャーシュー、キクラゲ、ネギを盛り付けたオーソドックスなビジュアル。
細麺だけど極細ってほどではないかな。博多豚骨ラーメンらしく、もっと細くしてほしかったけど、ここがコンビニラーメンの限界なのかもしれない!?
脂が程よくのったチャーシューが1枚。薄っぺらいけど味がよく染みているし、肉のジューシーな旨みもあって美味しい。
シャキシャキッと食感の良い青ネギも揃う。
博多豚骨になくてはならないキクラゲ。チャーシューはいらないけど、キクラゲはたくさん入れてほしいとコダワリをみせる人もいるほど。
綺麗な白濁のスープは、豚骨の旨みが染みてコクがよく出ている。濃厚な豚骨味でコッテリとしているけど、ギトギト感はなく、豚骨独特の香りもキツくはない。
塩気のある豚骨味ながらも甘みのあるコクもあり、優しいクリーミーな口当たりとなっている。
これなら、女性にも受け入れやすいだろうし、脂っぽくないアッサリ豚骨が好きな方や、豚骨ラーメンの強いクセが苦手って方でも美味しくいただけるはずだ。
しかし、だ。麺がスープのクオリティの高さとつり合っていない。
たしかに細麺で歯切れの良さはあるのだけれど、国産の小麦を使ってコダワリをみせるも、小麦の旨みや香りは希薄でのど越しも良いとは言えない。
極上なレベルの豚骨スープだけど、麺そのものは質感の良くないロカボ商品のコンニャク麺のようなイメージで、パサパサで変にゴワゴワとした食感だ。
残念ながら、麺とスープの相性が良いとは感じないけど、スープが至高な仕上がりなだけに、なんとか豚骨ラーメンの美味しさを保っているといったところだ。
う~ん、どうしたんだ、セブンイレブン!?今回に限ってこの質感は・・・。
次にリニューアルするときがあるのなら、スープはそのままでいいから、麺は改善してほしいと切に願う。
おすすめ指数
★★★★☆☆☆☆☆☆(星4)
※星3=基準点(及第点)
スープの仕上がりは、「これぞ博多豚骨ラーメン!」といった味わいで至高な美味しさだったが、麺がそのレベルには程遠くて、バランスが取れてはいない一品だった。
それでもスープは素晴らしいデキなので、評価を及第点以上の「星4」としたが、麺がもっと頑張ってスープと同じクオリティになるのであれば、最高点の「星10」でもいいくらい。
それだけスープのレベルは高いと思うけど、やっぱり麺が残念すぎる。
でもね、スープのおかげで普通に美味しくいただける豚骨ラーメンにはなっているんじゃないかな。
ただ、スープがめちゃいいだけに、麺のイマイチな仕上がりが浮き出てしまうってだけで・・・。
そういうことで次回のリニューアルに期待したい。
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