日清食品の「麺職人」シリーズに新作が登場!
『年末年始は日清麺職人を食べて、”笑うカモ (門) にはフグ (福) 来たる”』
というキャッチフレーズを掲げて、年末年始にふさわしい高級食材をテーマに、『日清麺職人 鴨だし』と『日清麺職人 ふぐだし』の2品が2018年12月10日に新発売しています!
すでに前記事で「ふぐだし」のほうは紹介させてもらいましたので、今回は残りのもう一品、「鴨だし」の「麺職人」を実食レビューします。
こちらがその『日清麺職人 鴨だし』。
定価180円で全国のスーパーやコンビニで期間限定にて新発売。
パッケージには、スープに使用している具材である鴨のイラストが施されており、和テイストのモダンなデザインで見た目がオシャレ。
よく見ると鴨が葱しょってるよ!こういう日清のさりげないお茶目な感じ、大好きですね。
鴨鍋には欠かせない葱を鴨が自分で背負ってやって来たら、手間いらずで好都合。今回の鴨だしの「麺職人」もお湯を注ぐだけで、すぐに鴨料理を楽しめるってわけなので、まさに鴨葱ってことかも。
今まで食べてきた「麺職人」の麺は、どんなスープとも合わせてくる懐の深さがありました。鴨だしのラーメンもあることにはありますが、今回の鴨だしスープと「麺職人」の麺がどんな化学反応をおこすのか、これは楽しみな一杯ですね。
新作の「麺職人」は鴨だしを使用した贅沢な一杯になっています!
まず気になるカロリーから。
低カロリーで美味しいっていうのが特長でもある「麺職人」。今回も280kcalっていう低めの数値になっています。これなら女性やカロリーに注意している方でも気軽に食べることができちゃいますね。
中身を取り出すと、“後入れ液体スープ(鴨だし)”と”かやく”の2点が入っています。
お湯を注ぐ前に“かやく”をカップにぶち込んでやるわけですが・・・
やっぱりボリューム不足で寂しい具材なのは「麺職人」ならでは。
「具材なんてただの飾りです!偉い人にはそれが分からんのですよ!」と声がどこからか聞こえてきそうです。
「麺職人」ご自慢の“全粒粉”入りノンフライ麺、今日もよろしく頼みます!
中細でストレートのノンフライ麺。これが間違いのない美味しさ。
“全粒粉” を練り込むことで小麦本来の風味が感じられるってわけです。
熱湯注いで4分間。
液体スープをフタの上で温めるっていう指示なんだけど・・・
この液体スープ、そんなに固形っぽくはないし、袋を触った感じからすると必要ないんじゃないかなぁって。もうね、なんでもかんでも「フタの上で温めてください」って、意味がなくても形式になっちゃってるような気も。いや、やれといえばやりますけどね。
湯戻し時間が経ったら、温めていた“後入れ液体スープ”を加えます。
これで完成です!
具材は「大豆鴨ミンチ、花形カマボコ、ネギ」という品揃えになっています。具材は少ないので迫力はちょっとない見た目ですが、花形カマボコが華やかな彩りでキレイな一杯に仕立て上げています。
[the_ad id=”1669″][the_ad id=”1661″]上品で深みのあるスープがうまい!鴨だしの「麺職人」を食べてみた
さっそく鴨だしの「麺職人」、いただいてみましょう!
まずは麺をずるっとひと口すすってみると・・・
うん、うん。鴨がきてますね!こいつはいいですよ!
鴨だしともバッチリ合わせる、この“全粒粉入り”ノンフライ麺。しなやかでコシのある弾力、すすり心地も抜群ですし、相変わらず素晴らしいです。
鴨だしのスープは甘めですね。しつこい感じではなく自然な甘みで、ふわっとした柔らかく優しい味わい。
鴨だし自体が甘いってこともあるけれど、醤油の甘みもしっかりと出ていますし、鰹や昆布だしの甘みと旨味も追従するように合わさってきています。
この甘さのある鴨だしスープの味に呼応するかのように、麺の甘みも一段と増してくる感じがします。
もちろん“全粒粉”による小麦の香ばしさはいつもと同じようにありますし、その小麦の風味とともに麺とスープの融合した甘さが口いっぱいに広がってきます。
鴨だしと醤油の甘さが程よくミックスされた深みのあるスープ。これって最高のデキといったところかも。
鴨と醤油がよく利いた甘めのスープで、口当たりはまろやか。ハッキリとした醤油の旨味が出ているものの、塩気は控えめで角がないスープなのでスッキリとした飲みやすさがあります。
鴨だしスープって鴨や鶏の油脂でコクを出しているものが多いような気がしますが、この「麺職人」の場合は油脂はあまり目立ってはいません。
確かに油脂類は、動物油脂(合鴨、鶏)と植物油脂を使用してはいるんですが、あまり前に出てくることはない感じ。
それよりも鴨や醤油の甘さを主体に鰹や昆布の魚介だしを利かせた、「だし」の旨味そのものを活かしたスープになっています。
これがまた鴨の旨味が身体に染みわたってくるような味わい深さがあっていいんですよね。
「だし」で勝負してくる鴨だしの「麺職人」っていうイメージを個人的には抱きましたが、「だし」ってことで京料理に通じる上品さがあるようにも感じます。
とにかくガッツリ系とはまったく異なる一杯です。小麦の風味が豊かで香ばしい麺、繊細な鴨と醤油の甘さのある旨味をしんみりと味わいながら堪能できる「麺職人」だと思います。
具材は「大豆鴨ミンチ、花形カマボコ、ネギ」という構成。
具材はどれも小さめ。箸では掴みにくく、こうしてレンゲですくわないといけないくらい。
「麺職人」の具材に期待してはいけませんが、「花形カマボコ」は華やかさをスープに付加してくれていて良かったですね。見た目を楽しませてくれました。
定価180円でこの本格的な「麺職人」が味わえちゃうって素晴らしい
今回の鴨だしの「麺職人」は、鴨と醤油の甘さに魚介だしの旨味を合わせた深みのある味わいに仕上がっていました。
“全粒粉”入りのノンフライ麺は言うまでもないほどのクオリティの高さですし、それに見合う今回の鴨だしスープからしてみても、定価180円とは思えないパフォーマンスの一杯だと言えます。200円台のワンランク上の商品と比べてみても遜色がないほど。
麺やスープはカップ麺のジャンクっぽさのない上品な味わい。本格的な味をお安くお気軽に食べたい方にぜひ手に取っていただきたいですね。
内容量93g (麺65g)っていう食べやすいちょうどいいサイズ感になっていますので、女性や小食の方にもオススメです。夜食にもよさそうですよね。