マルちゃんの「QTTA(クッタ)」は、しっかりとした食べ応えで、食べた人に「はぁ~、くった~」とホッと一息ついてポジティブな気持ちになってもらいたいというコンセプトで登場した縦型カップ麺だ。
ダウンタウンのまっちゃんこと、松本人志(まつもとひとし)さんがテレビCMに出演していることからも、皆さんもよくご存じの商品だろう。
日清のカップヌードルの対抗馬として登場したカップ麺ではあるけれど、マルちゃん独自の一風変わった商品展開をしてくることが多く、いつも我々ユーザーを楽しませてくれている。
そんなマルちゃんの「QTTA」から、2019年7月15日に新商品がリリースされ、暑い夏に向けて更なるブランドの強化を図ってきた。
こちらがその新発売となった『MARUCHAN QTTA ガーリック&ペッパー味』だ。希望小売価格は193円(税抜)。
ラードを使用した油で揚げた香ばしい風味の麺に、ニンニクの旨みと黒胡椒の刺激をしっかり利かせたスパイシーな味わいの一杯とのことだ。
ご存知の方もいるかと思うが、クッタのレギュラー商品は「SHO-YUラーメン」「SEAFOODラーメン」というように英表記になっている。
今回新発売した「ガーリック&ペッパー味」は和表記なため、この夏限定のフレーバーということになるね。
では、さっそく食べてみることにしよう。
東洋水産『MARUCHAN QTTA(クッタ)ガーリック&ペッパー味』を食べてみた
フタを開けてみると、やっぱり粉末スープがあちこちに散乱しているねぇ。これが「QTTA」の洗礼というヤツだ。
かやくは「味付挽肉、トマト加工品、たまねぎ、ローストガーリック」という内容になっている。
別添品は何もないので、熱湯を注ぐだけ。フタの裏には「おいしく仕上げるポイント!」が記載されており、カップの底まで箸を突っ込んでよ~くかき混ぜてやるとのことだ。
湯戻しが終われば、これにて完成だ。しかし、ガーリックの香りもそうだけど、ブラックペッパーの香りがものすごくキテるねぇ!ビンビンにジャンキーな雰囲気が伝わってくるぜ!
さっそくスープからいただいてみたが、う~ん、こりゃスパイシーでたまらんよ!
鶏の旨みと野菜の甘みがよく出ていて味わい深い塩味のスープなんだけど、ガツンと強烈にニンニクの旨みが襲い掛かってくるような激しさがある。
さらに黒胡椒のバリバリに突き抜けたスパイシーさが加わることで、半ば強引にジャンキー感のある味わいに引っ張り上げてくるのだ。
めちゃ強い黒胡椒の刺激で、スパイシーを通り越して胡椒辛いくらい。スープを飲んでいても麺をすすっていても喉が渇いてくるほど。
ニンニクの香りもなかなか強く、ニンニク臭と言ったほうがいい強烈さだけど、たっぷりとあるバジルがほのかに香ることで、後味はよくまとまっているような気がするね。
「QTTA」は厚みのある平打ちタイプの麺が特徴なんだけど、ほかの「QTTA」よりも幅が広くて厚みもあるような!?
なめらかでもちもちとした食感と、油で揚げた香ばしさのある麺だ。ニンニクと黒胡椒の激しいスープが絡んできても、小麦感のある旨みも味わえるのが素晴らしい。
平打ち麺であることからスープを巻き取るように絡め、ニンニクと黒胡椒がガツンと利いた味わいを存分に楽しむことができる。
しかし、ここまで幅広で厚みがあると、まるで名古屋のきしめんを食べているようだ。
トッピング具材は、「味付挽肉、トマト加工品、たまねぎ、ローストガーリック」といった品揃え。
たまねぎとローストガーリックの相性はよく、スープの旨みを後押しする存在だが、トマト加工品はスープに溶け込みはするが、ニンニクと黒胡椒の強さで味がぼやけてしまう。
塩気のある味付挽肉は、ニンニクと黒胡椒のジャンキーさと相まることで、スパイシーかつスナック的な肉感のある旨みを魅せてくる。チープな味といえば聞こえがよくないが、これがめちゃ美味しいんだよね。
今回の「QTTA」の新作は、突き抜けたニンニクの旨みと黒胡椒のスパイシーさで、度肝を抜くジャンキーな味わいになっていた。
とくに黒胡椒は暴力的とも言える利き具合で、ピリリと胡椒辛さがいつまでも口の中に残っているほど。
ジャンク感満載であることは明確で、スナック的な感覚で楽しめるカップ麺ってところかな。
[adchord]総評、食べてみた感想
★★★★★★☆☆☆☆(星6)
※星3=基準点(及第点)
女性にはウケないかもしれないが、男性には好まれる仕上がりだったかな。強くて濃い味付けが好きな方には申し分のない美味しさで、とくにガッツリといきたい若者にはかなりオススメだ。
ホントは星7とか星8のオススメ度をつけたかったんだけど、ジャンキーすぎて受け付けないって方もいるはずなので星6ということにした。
個人的にはガツンとくるニンニクと胡椒辛さがかなり気に入ったんだけどね。
レギュラー商品ではないので、いつまで販売しているかはわからない。気になる方はお早めにゲットして食べてみてね!
個々による味覚、その時の筆者の体調や気分または嗜好などによる不確定要素を含み、すべての方に当てはまる内容ではありません。あくまでも筆者の一個人の感想と見解だということをご理解ください。