エースコックの「飲み干す一杯」シリーズは、その名の通り「飲み干したくなるほど濃コクなスープが楽しめる一杯」というカップラーメンのシリーズです。
今回はその「飲み干す一杯」シリーズの中の一品である『飲み干す一杯 背脂とんこつラーメン』をチョイスしてみました。
希望小売価格180円(税抜)、内容量71g(めん 55g)、カロリー330kcalです。
今回の一杯は、豚骨の旨味が詰まったスープに旨炊き背脂の「特製液体スープ」を入れることで、深い香りとコクのある豚骨ラーメンに仕上がるとのことです。
果たして「飲み干したくなる」というコク深いスープとは、どんな味わいになっているのか、さっそく食べてみました。
実食!『飲み干す一杯 背脂とんこつラーメン』を食べてみた
▼レンゲから滴り落ちる豚骨スープが目を引くパッケージになっています。
発売15周年を迎え、2018年8月6日にリニューアルとなっているようですが、スープがさらに美味しく進化したとのこと。同時に「坦坦麺」もリニューアルし、独自開発の「バター状ブロック」を使用した「味噌バター味ラーメン」が新登場しています。
▼開封してみると、後入れの液体スープの「深うまいの素」が一袋別添されています。かやく類はカップの中に入っています。
▼カップの中身。かやくは「ごま、キクラゲ、ねぎ、紅しょうが」で、豚骨ラーメンの基本を抑えた具材が並びます。ふんだんに入った胡麻の芳ばしさがたまりませんね。
▼熱湯注いで3分間待ちます。
▼3分後、液体スープを加えて仕上げます。これで背脂がたっぷりとした濃厚感ある豚骨スープができあがるとのことです!
▼しっかり麺を混ぜてほぐしたら、完成です!
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▼さっそく、いただきます!
ズルズルっと麺をすすれば、濃厚とまではいかないものの、しっかりとした豚骨の旨味が味わえます。背脂がガツンとした濃厚な豚骨ラーメンではなく、ちょうどいい具合に塩気のある塩豚骨ラーメンのような印象です。
適度な塩気のある豚骨味に、たっぷりとある背脂がコクを出し、厚みのある味わいに仕上げています。背脂がしっかりと利いている豚骨スープにもかかわらず、豚骨臭さや油脂によるクドさはまったくなく、スッキリとした口当たりになっています。
最後まで飽きさせない深みのある豚骨味は、「飲み干す一杯」というコンセプトにバッチリとハマるクセになる味わいを魅せていると思います。
麺は中細ですすり心地が良いです。弾力もそこそこにあり、一般的なカップラーメンの旨さはありますが、かなりデキの良いスープなだけに少しインパクトに欠ける食感かなぁとは感じます。スープが良すぎて麺が負けぎみになっちゃってるんですよね。
誤解がないように言っておきますが、ちゃんとした旨さをみせる豚骨ラーメンになっているのは間違いないです。麺自体には余計な雑味もないし、素直に豚骨味を絡めとってくるので、きちんと美味しくいただけます。ただ、もう少し主張のある麺ならもっと旨くなるはずなので勿体ないかなっていうのはありますね。
▼トッピング具材は「ごま、キクラゲ、ねぎ、紅しょうが」。
豚骨ラーメンには欠かせない具材ばかりが賑わっていますが、全体的に量は少なめです。肉系具材はありません。
ねぎは風味も良く、香りづけとしては豚骨スープにピッタリですね。キクラゲは小さくて少し頼りない食べ応えですが、噛めばコリコリした良い食感で、麺と一緒に絡んでくると歯ごたえに良い変化を与えてくれています。紅しょうがは控えめな辛味がしょっぱさを感じさせ、豚骨味にナイスなアクセントを加えます。豚骨スープと紅しょうがって鉄板な組み合わせで旨いんですが、量が少ないので物足りなさは感じます。自分でさらに追加トッピングしてみるのも楽しいかもしれませんね。
▼完食、いただきました!
「濃厚背脂とんこつ」ってパッケージでもあったように、背脂がたっぷりと入ったギトギト系の濃厚こってりを思わせますが、実際に食べてみると背脂がよく利いているのにスッキリとした豚骨の旨味があるスープになっていました。塩豚骨ラーメンが好きな方にはかなりハマる旨さなはずですよ、この一杯は。
まさに「飲み干す一杯」という飽きのこないクセになる豚骨スープで、最後までグビグビいけるほどです。
ボリューム的にはちょっと物足りなさを感じますので、メインのご飯というよりは、ちょっと小腹が空いたなぁって時やオヤツまたは夜食にもってこいの一杯だと思います。ぜひ食べてみてくださいね!